皆様こんにちは。5代目彫刻士を目指して印鑑修行をしている小林稔明です。
「今時、わざわざ手彫りで印鑑をほらなくても機械で彫ってしまえばいいじゃないか。」
たまにそんなことを言われるのですが(笑)。今だからこそあえて手彫りで実印を彫れる
印鑑彫刻士になりたいと思っているのです。
もちろん、小さい頃から印鑑を彫る練習をしていたわけでも、特別彫刻がすきなわけでもありません。
字入れの際に筆を使うのですが、中学校の授業をのぞけばお習字経験もないに等しいくらいです。
なので、実印を彫るということ以前に乗り越えなければならない壁がたくさんあるということは、もちろん承知しております。
しかし、僕(小林稔明)は、乗り越えなければならない壁が高ければ高いほど
モチベーションが上がるという性格なので、印鑑を手彫りで彫れる彫刻士にるという挑戦は
自分自身にとてもあっていると、確かな手応えを感じております(笑)。
この印刀は、先日ようやく完成した自分用の彫刻刀です。
持ち手の部分は、竹の皮をお湯であたためて柔らかくして巻き付けてつくっていくのですが、
「太さの違う印刀を一目で分かるように」という師匠のアドバイスのもと、あえて巻き方を変えてつくりました。
彫刻刀を並べている入れ物は、20数年前に父が修行に行くときに使っていたものです。
少し歴史を感じますが、彫刻刀をかっこよくみせてくれるのでかなり気に入っています(笑)。
木口作業の順序
1印材の選定→2印面調整→3印稿及び字割→4時入れ→5荒彫→6仕上げ前の印面調整
→墨打ち(朱打ち)→8仕上げ
1、印材の選定・材料の種類、材質の良否も選ぶ。
2、印面調整 とくさ板またはサンドペーパーで印面の凸凹を平らにして、朱墨を印面に
平均にぬりつける。
3、印稿及び字割り 文字数により印面に字割具で文字の書き入れる場所に区割り線を入れる。
4、字入れは字割り線に従って文字を反対に書き入れる。文字の形、空間も上下左右平均に
空くように配字する。
5、荒彫り 字入れした文字をくずさぬように注意して彫る。
6、仕上げ前の印面調整 粗彫りの時の傷や墨、朱墨等をとくち板またはサンドペーパーで
きれいに取り、平らにする。
7、墨打ち(朱打ち) 印面調整の済んだ印面に墨(白系の印材)朱墨(黒系の印材)を
墨打ち具、または朱打具で墨または朱墨をよくねり、印面にこすりつけないように
打ち付けるようにしてぬる。
8、仕上げ 荒彫りではいくら丁寧に彫ってもうまく表現できない箇所を仕上刀によって文字
に生気を与え、魂を入れる心算で仕上げるものである。
本店創業118年。大正13年、初代小林小三郎が越前市粟田部町佐山にて印章店を引き継ぎ、その後、祖父の2代目、父3代目と引き継ぎ、現在の福井県鯖江市という福井の中心地に実店舗を構える「開運印鑑の小林大伸堂」
当店のすべての印鑑は、この道28年の彫刻士小林が一刀入魂、画数と生年月日から手仕上げにて、縁起の良い開運印鑑に福運を込めてお彫りいたします。お陰様でネット販売11周年を迎えました。
こちらは、4代目彫刻士であり、株式会社小林大伸堂の代表取締役でもある小林照明が運営するホームページです。
開運印鑑の小林大伸堂は、画数と生年月日からお客様の字体を手仕上げし、縁起の良い開運印鑑に福運を込めてお彫りいたします。
会社印鑑の社名判断は小林大伸堂でどうぞ。
会社名の画数判断から、貴社にふさわしい開運会社印鑑をお彫りします。
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お問い合わせ
〒916-0022福井県鯖江市水落町2-28-29
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運営:株式会社小林大伸堂
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