5代目印鑑彫刻士になるため小林稔明は修業中です。4代目印鑑彫刻士は父の小林照明です。

小林稔明


みなさんこんにちは。5代目印鑑彫刻士を目指して修業中の小林稔明です。

この写真の「修業中」の看板は、僕が中学生の時に小林大伸堂4代目印鑑彫刻士である父から譲り受けたものです。
当時は実家の部屋に張り付けて受験勉強に励んだもので、ほろ苦い思い出がたっぷり詰め込まれた思い出の看板でもあります(笑)。

さて、今回は久々に手彫りで彫った印鑑のご紹介をさせて頂きたいと思います。
まだまだまだ下手くそではありますが、今の僕の精一杯をどうかご覧くださいませ。
今年の1月に金沢の師匠のもとをたずねてはじめて印鑑の彫刻刀をにぎり、印鑑の修業を開始してからはや3か月目を終えようとしています。
一日中印鑑を彫り続けているわけではないのですが、毎日彫り続けることだけは課題にして印鑑彫刻に励んでいます。

これからご紹介させて頂きますのは一番新しく彫った「小林」の印鑑です。
ではでは、小林稔明の印鑑彫刻ワールドをごゆっくりお楽しみくださいませ。


①字入れ

一般的に印鑑彫刻において最も重要で、最も難しいとされているのがこの字入れの作業です。
納得がいくまで何度でも書き直し、自分がもつ最大限の力と想いを注ぎ込みます。
DSC_6455.jpg


②荒彫り(フォーストステップ)

まずは印鑑の淵を傷つけたりまっすぐな線で彫れるように、淵のまわりと字のまわりにそって荒彫りをしていきます。
面倒な作業ではありますが、これを怠ると絶対に良い作品ができません。なので全神経を使ってまっすぐな線を引くことを心掛けて彫刻していきます。
DSC_6461.jpg


③荒彫り(セカンドステップ)

ファーストステップで彫った淵の直線を基準に、太めの彫刻刀を使って底をさらっていきます。
手彫りの場合、機械のように真っ平らな底になることできませんが、それは手掘りである証と思って頂けたら幸いです。
ちなみに僕は今、すこしでもきれいに底を彫れように練習中です(汗)。
DSC_6462.jpg


④荒彫り(完成)

荒彫りの工程が終わりました。(わかりやすいようにあえて墨をうっています。)
DSC_6471.jpg


⑤印面を整える


荒彫りが終わると、とくさ板というヤスリのようなもので印面を平らに整えます。
この作業をするかしないかで、印鑑を押す時の押しやすさに影響してくるのです。
平行に削れるようにするための練習もしっかりしております!!
DSC_6476.jpg


⑥仕上げ

最後に、仕上げ刀という仕上げ専用に研いだ小刀をつかって文字全体のバランスや線の太さを整えて完成です。
(その後の墨うちで墨をつけすぎてしまい滲んでしまったのが少し残念ではありますが(笑)。
3か月間のなかでは一番きれいに仕上げることができました。
DSC_6481.jpg




以上、5代目彫刻士を目指して修業中の小林稔明が語る「印鑑修業日記」でした。
小林稔明








余談ではありますが、宝石印鑑のローズストーンのオフィシャル・ネットショップサイトが、ネットショップコンテスト北陸2012においてグランプリを受賞いたしました。
グランプリ.gif

このような栄えある賞を頂けたのもここまで支えてくださったお客様はじめ、当店をいつも支援してくださったすべての皆様方、そしていつも一生懸命がんばってくれているスタッフ達のお陰です。本当に多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
詳しくはネットショップ北陸2012受賞ページをごらんください。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://tosiaki.net/mt/mt-tb.cgi/37

コメントする

宝石印鑑はRoseStone
宝石印鑑 RoseStone

アーカイブ

Rose stone(ローズストーン)パワーストーン宝石印鑑

Facebookページも宣伝

このブログ記事について

このページは、小林稔明のメインページはこちらが2012年3月26日 10:44に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「男性が女性に持ってもらいたい宝石印鑑No1は? ~結婚印鑑はローズストーンブライダル~」です。

次のブログ記事は「「幸せの隣にいつも、ローズストーン」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ