小林稔明は実印を彫れる彫刻士になるため、金沢で修行をしています。今回は、小林稔明が実印について熱〜く語ります!


小林稔明


皆様こんにちは。5代目彫刻士を目指して印鑑修行中の小林稔明です。

僕はいま、福井県鯖江市の株式会社小林大伸堂でスタッフとして働きながら、
週に1回のペースで金沢の師匠のもとに出向き、印鑑の修行をさせて頂いております。


<2/16日の修行レポート>
本日の印鑑修行は、いろんな疑問が解けるとても内容の濃いものでした。
疑問に思っていたことは以下の4点です。

①字入れの際の墨の入れ方
②字入れのバランス
③印面の底を平に仕上げる方法
④自分の印刀の研げ具合




実印
①字入れの際の墨の入れ方について
この疑問に対する師匠からのアドバイスは、「一回で奇麗な字入れをすることなんてできない、墨がはみ出た部分に朱墨(右写真)を塗って完璧な字入れができるまで何度でもやり直すんだ」
ということでした。







②字入れのバランスについて
字入れのバランスについては、「とにかく一流と呼ばれる人たちの作品を見てセンスを磨きなさい」ということでした。何冊かの参考書と師匠が彫った印鑑を何本か頂きました。多くの作品を見てセンスを上げていこうと思います。


小林大伸堂のサムネイル画像のサムネイル画像

ちなみに、こちらは師匠に字入れして頂いた「小林」でございます。美しすぎて彫るのがもったいないくらいです(笑)。




<印鑑修行で小林稔明が彫った修行印鑑です>
まだまだまだ未熟者が彫った修行印鑑ではありますが、この二つの修行印鑑で意識的に変えてみたことがあります。
それは、枠と文字の太さのバランスです。左の修行印鑑は枠を細く、文字を太くして彫っているのに対して、
右の写真の修行印鑑は、枠を太く、文字を細くして彫っております。
あなたならどちらの修行印鑑をお選びになられますか?

767676.jpg
5555.jpg



師匠いわく、右の修行印鑑を彫りなさいということでした。

その理由は枠が太い方が欠けにくく丈夫な印鑑で、10年先も20年先も変わらずにお使い頂けるからだそうです。

一生涯お使い頂く実印の場合、既製品のものだとどうしても使っているうちに欠けてしまうのです。
これはもうどうしようもないことなのですが、実印というものはただ作ればいいだけではなくて、本人が各都道府県の市役所に登録をしにいかなくては実印として認められないなど、とても面倒で重要な手続きが必要なのです。詳しくは実印とは?をご覧下さい。

また、実印は自分自身を証明し、一生を共にする大切なパートナーです。お客様にとって印鑑とはそれだけ重要なものであるのだから、一生ものの印鑑を彫ってお客様に喜んでもられる印鑑を彫らなければならない、というのが師匠からのお言葉でした。



③底を平に彫刻する方法について
実印
この疑問に対しては、「てこの原理を利用して一定の強さで彫りなさい」という助言を頂きました。さらに「これを使え」と言って、左の写真の木材を頂きました。これはまさに先人の知恵?で、会社に持ち帰って使わせて頂いたのですが、一言で言うなら魔法の道具でした。






印鑑を彫る時はこんなかんじで彫っています。はまるとかなり面白いですよ(笑)。
小林稔明
④自分の印刀の研げ具合について
この疑問に関しましては、「ちょっとやそっとでできるようにはならない。10年はかかる」ということでした。
長い.........(笑)。自分との戦いですね。自分に負けないように頑張ります!

<今後の課題>

①まっすぐな線を真っ直ぐに掘ること

②頂いた木材を有効活用すること

③朱墨で補正すること

④枠を太く、字を細く真っ直ぐにほること

⑤字の外側から掘ってバランスを考えながら彫刻すること



<さて、ここで問題です>


実印
このワインボトルのコルク一体何に使うものでしょう?

これは、墨打ちをする時に使うものなんです。

墨打ちとは、荒彫りで印面調整の済んだ印面に墨を打つことなんです。

その際に、墨打道具として使っているのがこのワインボトルのコルクで、

コルクに墨または朱墨をよくねり、印面にこすりつけないように打ち付け

るようにしてぬるのです。

詳しい彫刻法の流れは実印に祈りを込めるをご覧下さい。










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    このブログ記事について

    このページは、印鑑彫刻士修行中が2012年2月16日 18:19に書いたブログ記事です。

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